肥満が口臭の原因になる。
こんな衝撃的な研究結果があるそうで
BMIの数値と関係しているようですね。
腸の機能が低下すると代謝も下がり
脂肪が燃えにくくなる、という事を
「冬の口臭」でお話ししましたが
女性としては、太るのもイヤですし
口臭はもっとイヤですよね。
「足は第二の心臓」と言われますが
「腸は第二の脳」と言われています。
これは、腸は脳からの命令がなくとも
働く事のできる、唯一の器官だからなんだとか。
便秘で腸内に老廃物がたまると
血液を介して全身をめぐり
呼気から口臭、汗腺から体臭になる事は
主に「腸」のページでお伝えしました。
実に、腸内環境の良し悪しは
全身に影響を及ぼすということです。
腸活が一般的になってきた最近では
「痩せ菌」「デブ菌」なんて言葉も
テレビで聞くようになりましたが
要は「痩せ菌=バクテロイデーテス門」
「デブ菌=ファーミキューテス門」という
腸内細菌の種類のことです。
バクテロイデーテス門は
脂肪を蓄えにくくする働きがあり
ファーミキューテス門は
腸内の食べ物を発酵させたり
脂肪の蓄積を促すと言われています。
デブ菌は悪玉菌のお仲間ですが
悪玉菌のエサは肉や脂肪類でしたよね。
デブ菌の好物も、脂肪分の多いもの。
肉や動物性脂肪や糖分、揚げ物、
小麦グルテン、添加物の多い弁当、
お惣菜、加工品などは控え目に。
デブ菌が好きな食品を摂れば
当然、肥満度は高くなります。
肥満度が高くなる食生活を続ければ
腸内環境が悪くなり、口臭が出る。
老廃物や毒素もたまりやすいので
便秘、肌荒れ、冷え、疲れ、肩こり、
イライラなどにもつながります。
口臭と肥満の関係がわかったところで
痩せ菌を増やす努力をしてみましょう。
これには発酵食品が一番です。
善玉菌を積極的に摂ることと
善玉菌をサポートするオリゴ糖や
食物繊維も大事です。
特におすすめなのは「ぬか漬け」で
善玉菌と食物繊維がいっぺんに摂れます。
善玉菌の増やし方に関しては
こちらのページも読んでみて下さい。
食事の他には「運動」と「時間」です。
運動は「腸腰筋」を鍛えることで
便秘解消+下腹スッキリ=一石二鳥。
腸腰筋を鍛えることは
若返りにも効果があると
ロングブレスダイエットの
美木さんもおっしゃっていました。
真っ直ぐに立ち、ヒザをおヘソより
高く上げるように足踏みしてみましょう。
「時間」は「空腹時間」です。
デブ菌は、空腹時間が少ないと
増える傾向にあるんだそうです。
食事と食事の間の時間は
5時間前後が理想だそうですよ。
やはりここでも、健康体になることが
口臭を出さないコツだと言えます。
肉や高脂肪食は控えて
日本の和食を楽しみましょう。