アレルギー性鼻炎や副鼻腔炎、蓄膿症等でも
口臭が出る事があるのをご存じですか?
この場合、鼻から臭う事もありますが
臭いに慣れてしまい、気付かない事が多いのです。
しかし、鼻炎になりたての頃なら
異臭に気付く事はありますので
その時が「もしかして、鼻が臭い?」
と気が付くチャンスです。
鼻の奥から直接臭ってきては、
気が付かないのも当たり前ですよね。
四六時中その臭いを嗅いでいる訳ですから
自分では麻痺してわからない事が多いです。
鼻が原因の口臭は、鼻の炎症で膿が溜まり
「膿が臭っている場合」と
鼻がつまって口呼吸になり
「口が渇いて細菌が繁殖する場合」
この二つに分かれます。
口呼吸が原因の口臭については
生理的口臭のページでもお話しした通り、
口内細菌の繁殖が原因ですから
治療により、鼻で呼吸できるようになれば
口内細菌による口臭は気にならなくなると思います。
この場合、通院しながらも
うがいと加湿をする事が重要です。
部屋の加湿はもちろんですが
濡れマスクがとても効果的でしたよ。
鼻づまりが激しい時は
私は足裏を刺激しています。
参考にどうぞ→鼻づまりの足裏反射区
もし、完治して鼻呼吸になっても
まだ臭いと感じるのであれば
鼻の奥から臭っている可能性があります。
この時疑われる病気として蓄膿症、後鼻漏、
アレルギー性鼻炎、副鼻腔炎などが挙げられます。
風邪や花粉などで
副鼻腔に炎症が起これば副鼻腔炎に。
蓄膿症はそれに関係なく
年中鼻水や鼻詰まりがあり
副鼻腔炎が慢性的に続く症状をいいます。
どちらも鼻の奥に膿が溜まりますので
この膿を取り除く事が、口臭を消す事に繋がります。
蓄膿症は放置したり、市販の薬に頼らず
必ず病院で治療して下さい!
症状が悪化すると、手術しないと治らなくなるからです。
私は鼻炎持ちですから
耳鼻科には定期的に通っています。
口臭がひどく、何をしても治らなかった頃に
「鼻も臭いなぁ・・・」と感じた事はあったのですが
「耳鼻科で治療する」という
概念がありませんでした。
情報や知識が無かったからです。
「アレルギーだし風邪もひきやすいから仕方ない。
内科で風邪の薬は飲んでるんだし・・・」
そう思って、鼻が臭い事は諦めていました。
ところが。耳鼻科ってすごいですよ。
だいたい「副鼻腔炎」なんて言葉
そこで初めて聞きましたし。
放置しておくと、鼻に溜まる膿は
粘度を増していくそうなんです。
だから鼻をかんでも痰を出しても、
全部出きらないんですね。
耳鼻科に行くと、おでこの辺りに溜まった
細菌の塊を吸い取ってくれるので
とてもスッキリしますし
それによる頭痛まで取れるんです。
炎症がひどい場合は、吸い出す時に
少し痛みがあるかもしれませんが
そうでなければ痛くはないので、
早めの受診をお勧めします。
具体的には、細くて柔らかい管を、
鼻に入れて吸い出します。
冬は乾燥し、風邪が流行る事で
鼻炎にかかる可能性が増えます。
うがい手洗いを徹底し、適度な運動と
バランスの取れた食事、十分な睡眠時間。
これらが「鼻が原因の口臭」の予防になるという事です。
すでに鼻から臭いが出てしまっている方は
ためらわずに耳鼻科で診断してもらいましょう。
口臭を治すためだと思えば、
重い腰も上がるのではないでしょうか(^^)
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