小さな子供から口臭がしたら
「病気ではないかしら!?」
と心配になりますよね。
子供の口臭も、大人と同じで
病的なものもあれば
生活習慣や体調によるものもあります。
今回は、私が経験した
2種類の子供の口臭について
お話ししますね。
子供の口臭「鼻」編
子供でも口臭が出ます。
実際にはじめて「子供の口臭」を体験したのは
うちに遊びに来た女の子からでした。
その子は当時3~4歳だったのですが
原因は副鼻腔炎+口呼吸です。
典型的な「鼻水の固まった臭い」でしたね。
プラス、鼻をかむのを嫌がるので
常に口で呼吸していますから
口腔内の細菌もうようよ繁殖していたでしょう。
膿の臭いはしませんでしたので
蓄膿までは進行していないと思います。
何というか「不潔な臭い」でしたね。
子供の口臭「胃」編
次に、我が子から「胃からくる口臭」を感じた時。
これには、本当に驚きましたね。
「まさか・・・こんな小さな子が!?」と
何度も臭いを嗅いでしまいました。
でもやはり、あの独特の臭いです。
濃い塩ラーメンにたくあんを入れたような・・・。
「胃からくる口臭」
でも触れていますが
当時、我が子は5歳位でした。
何かとプレッシャーのかかる時期だったようで
「お腹が痛い」と訴える場所は、みぞおち辺り。
私に似て繊細なのか、5歳で胃痛があったんですね。
臭いは3~4か月ほど続きましたが
だんだんと落ち着いていきました。
やはり「たまに胃が痛い」というレベルでも
口臭は出るんだな・・・と、再確認したとともに
子供でもストレスがかかると
胃にくるものか・・・と
ストレスと口臭の関係も
持論の通りだな・・・と
そして、心身共に健康でいられることが
一番の口臭の治療法なんだなぁと
改めて思ったものです。
口臭は、体の異常を知らせるサインですからね。
ですから、子供から口臭を感じた場合
何かしら「訴えている場所」があるはずです。
しかし、すべてが病的なものとは限りません。
例えば、風邪をひいている時の子供の口から
大便のような臭いがすることがありますが
この時の子供の舌は、真っ白です。
免疫力の低下による舌苔の増加、
唾液の分泌低下、口腔内の乾燥、
細菌の増殖、痰から出る臭い等々
重なる原因が便のような臭いを放ちますが
風邪が治れば、臭いも消えます。
これも経験済みです。
上記のような場合はいわゆる
「生理的口臭」に入ると思っています。
生理的口臭は、誰にでも起こるものです。
睡眠不足や疲労時、空腹時、緊張時、
起床時などと考え方は同じです。
子供は寝不足や疲れただけでも
口臭が出ることがありますからね。
詳しくはそれぞれのページをご覧になってみて下さい。
このように、子供の口臭の原因は
耳鼻咽喉科系(鼻や喉が原因)の可能性が一番高く
次いで風邪や睡眠不足、疲労などの生理的口臭、
他に考えられるのが虫歯や磨き残し
不衛生な口腔内の状態です。
胃からくる口臭も
我が子で経験しましたが
これは病気じゃなくても出ます。
子供の病的口臭で考えられるのは
虫歯か鼻炎、腸の不調がほとんだそうです。
まれに肥満気味のお子さんで
糖尿が原因ということもあるそうですが
心当たりがある場合は
早めに受診されて下さいね。