口臭の原因は入れ歯?ご年配の臭いが気になる時


入れ歯に限らず、義歯は臭いが出やすいものです。部分入れ歯も同じですね。


自浄作用が働かないですし、素材により臭いがつきやすいものもあるからですね。


逆に、入れ歯でも口臭のない方もおられます。つまり「口臭の原因は入れ歯とは限らない」が答えとなります。きちんとお手入れすれば、臭わないということですね。


「でも入れ歯独特の臭いがするんだけど?」とお悩みの方は、口臭の【真の原因】を探ることからはじめていきましょう。




入れ歯で口臭が出る原因


「入れ歯でも口臭がない人」を参考にして考えてみましょう。


入れ歯は「歯」と「床」それぞれ素材が違います。歯の素材で臭いが付きやすいのはレジン(プラスチック)です。


高くても汚れにくいものを選ぶのなら自費になりますが「臭いのつきにくい素材」というものが存在します。


これは歯科によりおすすめは違いますので、よく相談することが重要です。


床の部分ではやはり、レジンよりも金属がよいそうですよ。


入れ歯が臭う一番の原因は「不潔である」状態です。素材を変える余裕(金銭的に)がないのなら、徹底的に洗浄することですね。つけたまま寝てはいけません。


細かい汚れは自分の手で磨きます。柔らかい歯ブラシで、水洗いです。その後、洗浄液につけて寝たり超音波で洗浄したり、こまめに汚れを落とすことですね。


入れ歯洗浄剤によっては、付け置きした後の洗浄液を使って磨く場合もありますので、説明書をよくお読みになるか、歯科医の説明をよく聞いて下さい。


入れ歯は乾燥すると割れたり変形したりするそうなので、専用の保管容器で水の中で保管して下さいね。


水洗いは毎食後が理想ですが、どうしても無理な場合は夜必ず磨いて下さい。


自然の歯と同じで、入れ歯にも歯垢は付着しますからね。歯垢の中には、恐ろしい数の細菌が存在します。


これは、部分入れ歯でも同じことが言えます。努力をして清浄を保っているにもかかわらずそれでもなお、口臭がひどいのであれば


入れ歯以外の原因を探る必要があります。

入れ歯以外が口臭の原因な場合


「入れ歯を入れる年代」つまり年配の方の口臭であれば、加齢による唾液の減少や歯周病、この二つが可能性が高いと言えるでしょう。


総入れ歯にしても、歯茎や根はあるわけですからね。ですから「口臭が治らないなら全部抜いちゃえばいい」などという考えは、間違いです。


歯茎や根の状態が気になるのであれば、早めの受診を心がけましょう。特に年配の方の歯周病は、他の病気のリスクも高いので注意です。


最後に「入れ歯はきれい、歯周病もなし」の場合は内臓からの口臭、つまり「息がクサい」ということになります。


これらに関しては
「内臓からくる口臭」もしくは


「胃」や「腸」「腎臓」「肝臓」など、それぞれのページを右の「カテゴリ」から探して読んでみて下さいね。

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