昨日は「二日酔い」の反射区についてお話ししました。
今日は肝臓の反射区について、もう少し詳しくお伝えしますね。
肝臓が原因の口臭は、味噌が腐った臭いに感じます。味噌に卵を混ぜて腐らせたような臭いもしますが、詳しくは「肝臓が原因の口臭」を読んでみて下さい。
「怒れば肝を傷(やぶ)る」という言葉があるように、怒ってばかりいると肝臓を悪くすると言われています。
怒りっぽくなってきたら、肝臓が疲労しているかもしれません。
足裏では「大過」→「実」→「態・常健」→「不及」→「虚」→「絶」と、指に現れる種類を6段階に分けてみると教わりました。
適度な張り方・弾力があり良い状態なのが「態・常健」です。
これより上が強、下が弱とみますが肝臓が強すぎて悪くなる場合もある、という事です。
「大過」(強すぎる)で悪いのと「絶」(極度な衰え)で悪いのでは、足裏で見ると違う出方をするんです。
肝臓が疲労してくると「虚」の状態では涙もろくなります。
「実」の状態では、甲高い声になり人に対して命令口調になります。
強い、弱いのどちらかでも偏ると、身体は脂臭くなってきます。
また、脂っぽい物が欲しくなる時も肝臓が疲労している時です。足の親指と手の人差し指は、いつも揉むようにして下さい。
その他、ダルい・疲労感・眠れない・食欲にムラがある・お酒を飲むと気分が悪くなる・・・などの症状があります。
進行が進めば顔がドス黒くなり、首の周りに小さな赤い斑点が出たり
乳房が膨らむ・右わき腹が痛む・身体が痒い・お腹が張るなどの症状があります。
肝臓の場合、症状が出るのはある程度進行している、という事ですから
普段からよく噛んでゆっくり食べる事と、お酒は適量を守る事が大切です。
「肝は筋膜を司る」といいます。神経・血管・筋肉・腱・膜・じん帯・胃・腸・内臓すべてを筋膜と考えます。
糸状・紐状・布状な体内の繊維に、柔軟性を持たせるのが肝臓です。
足でいうと右の親指、薬指、足の甲の中指と薬指の間(十二指腸の経絡)。他に手の人差し指と、足首を回転させましょう。
足の指の間に手の指を差し入れ、両方向に20回ずつ回します。
これから新年会などお酒の機会も増えますので、「お酒にのまれない」よう、気をつけて下さいね。